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アンテナのSWA測定                                                                     

ボートにアマチュア無線を積んでいる方が増えてきましたが

無線機はただ取り付けただけではなかなかうまく電波が飛ばなかったり、聞こえなかったりすることがあります。

そんなときにまずSWAとパワーを確かめてみることです。

ETOMO無線クラブのメンバーでしたら倶楽部ハウスにおいてあるSWA計をいつでも使えます。

ここではその使い方をざっと説明してみたいと思います。

そこで計測した数値が異常でしたら、そこからの調整が多岐にわたりかなり大変です。

ETOMO無線クラブメンバーであれば、

役員に声をかけていただければわかる範囲でその原因究明にご協力させていただきます。

メンバーでない方でしたら機器を購入されたショップでご相談されることをお勧めします。
SWA計にはいろんな種類があります

倶楽部ハウスにあるものは下のSX400です






ゲージの右に表示があるように

140〜535Mhzまでの周波数を計測できます。

パワーについては200Wまで計測できます。







SX400の操作部分のアップです。

実際に操作するのは下のほうに

「RANGE」、「FUNCTION」、「POWER」と

右上のCALっていうダイアルつまみだけです。


「RANGE」はほとんどのボートに積んでいるのは

10〜20Wなので20Wに固定でOKです。




写真は私のですが、設置方法は同様で

一旦アンテナを無線機から外して

「TX」と書いてあるほうを無線機に繋いで、

「ANT」と書いてあるほうをアンテナから来ている

同軸ケーブルに繋ぐだけです。


また無線機側の周波数も通常使う周波数に

あわせておきます。

145Mhzと430Mhzそれぞれで測ってみることを

お勧めします。




設置は可能であれば

写真のように無線機のすぐ近くにして

両方の画面を見比べることが出来たほうが楽です。



   「RANGE」=「20W」

   「FUNCTION」=「CAL」

   「POWER」→どれでもOKだと思います


これでマイクの送信ボタンを押してやりながら

右上のCALダイアルを回して

「CAL」下の赤矢印に合わせます。



次にSWAを測るには

   「RANGE」=「20W」

   「FUNCTION」=「SWA」

   「POWER」=「FWD」

とセットして

マイクの送信ボタンを押している間の

ゲージを読み取ります。

左の写真だと一番上のゲージの振れです。


さらにパワーを測るには

   「RANGE」=「20W」

    「FUNCTION」=「POWER」

    「POWER」=「FWD」

とセットして

マイクの送信ボタンを押している間の

ゲージを読み取ります。

通常の20W機の場合だと下から2番目のゲージです。



どうでしょうか?

このような説明でご理解いただけましたでしょうか?

SWA計では「3」から上がレッドゾーンになっていますが

私の想像ではこれ以上だと「機械を壊してしまいます」ってニュアンスかと思います。

通常の無線通信では1.5以下になるようにセットすることが多いです。

一般的に高すぎる数値が出た場合の原因としては

  1.アンテナのトラブル

  2.アンテナの設置状況  
        わずか数センチの移動で極端に変わることもあります 

  3.無線機とアンテナを繋ぐケーブルやコネクタの異常
        同軸ケーブル内部での腐食や断裂、コネクタの接触不良など

などが考えられます。


パワーに関しては無線機の種類によって

   10W機であれば10Wがフルにでているか、

   20W機であれば20Wがフルに出ているかを確かめますが、

パワーに関しては

アンテナやケーブル廻りでのトラブルよりも無線機自体でのトラブルや調整不良などが考えられます。


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